久しぶりに大笑いしたし、のんびりしたし。
懐かしい話。
真理子と私が中学一年生の時
真理子の家に泊まりにいって
真理子の部屋でいろんな話をした。
といっても、真理子の
「同じクラスの荒本くんが、
同じ小学校出身の同級生の女の子で、
進学中学にすすんだ子とつきあってる。」
って話や
「隣のクラスの増岡くんが
山下さんを好きで、音楽室で昨日
告白した。」って話。
どこからそんな情報入ってくるの?って
おもってたら、
「マヨッチのことを酒井くんが好きだってよ。」
「え~?聴いてないよ。」
「そりゃそでしょ、あんたに言ってないんだもん。」
「でも聴いちゃった、どうしよう。」
「嫌いでしょ?マヨッチ、酒井くんのこと。」
「うん、まあ好きではないけど、嫌いってほどでも。」
「だから言っといた『マヨッチはあんたのような男子は
嫌いだって』」
「え~~~~!?勝手に?」
「でもダメでしょ。」
「ダメ・・・だなぁ。」
「マヨッチは、断れないから断った。」
「ありがとう。」
なんてことがあったなぁ、って。
真理子は幼稚園の頃から、空手と柔道を習ってる
さっぱりとして気取らない男勝りな性格。
私はどちらかというと優柔不断なところがある。
そんな二人が仲良しになったのは、幼稚園の時
おやつに配られたゼリーの色が、
「黄色はイヤだ。」ってつぶやいた真理子に
赤色を持ってた私が
「替えよ。」と取り替えてあげたのがきっかけ。
そんなわがまま言う子じゃないのに
「なんで?」って中学になってから聴いたら
「前の日に見てたテレビで、ホラーものをやってて
黄色のゼリーを食べてた女の子が襲われたの。
それがもう怖くて怖くて。」
その頃の真理子はもう、
運動万能で男子からも女子からも好かれるタイプで
それはすっかり二人の間の笑い話になってた。
私は男子と話するのが苦手な人見知りっこだった。
そんな真反対な性格だったのも良かったんだろう。
そのくせ、好きになる男子のタイプはことごとくカブった。
しかもたいてい同じタイミングで好きになる。
結局お互い譲り合って、お互い恋が実らないパターン。
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