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Author:yoshimayo
官能小説の朗読会での朗読内容や寄せていただいた写真を気ままに載せてます。
のんびり温泉一人旅(が、多い・・・)気の向くままなので、気まぐれ日記になると思いま~す。

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温泉大好き。のんびり大好き。楽しく過ごしたことや、いいなぁ、と思った事を綴っていきたいです。ステキな空想で楽しんでいただけるといいな。
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温泉宿
二人の男たちは、そろってシャワーを冷水にして
股間に当てているようだ。

やがて、洗面器を持って湯船に近づいてきて
身体にかけると僕に気を使ってか
波立てないようにゆっくりと入ってきた。

僕から向かいのところに二人並んで浸かっている。
何か若い頃運動をしていたのだろう。二人とも体格がいい。
1人は建築業、1人は元柔道でもやっていたのだろう。
そう想像するくらいの体格なのだ。

湯に入る寸前、ちらりと横目で見たが
二人とも、股間のモノは僕のより二周りほど大きく
さらに天を向いていた。
つまり冷水で冷やしたくらいでは収まらないほど
興奮しているということだ。

湯気の向こうで二人が無言で座っている。
僕の存在が気になるのか?
しかしここは旅館の浴場である。
僕が必要以上に気をつかうことはない。

とはいえ、この空気は重い。
一旦中に入って身体を洗おう。
そう思って湯船から出た。

二人は軽く僕に頭を下げ、無言のまま湯に浸かったままである。
悪い人たちではなさそうだ。

ガラス戸越しに露天風呂の二人が見えるが
相変わらず動かないし、話ししている様子もない。

ふと、天井伝いに彼女の鼻歌が聴こえてきた。
いろいろ思いめぐらしたが気のせいだったようだ。
僕が身体を洗い終え、再び硝子戸を開けて露天風呂に出ると
ちょうど彼らが立ち上がり、会釈をして
入れ替わりに中に入って行った。
相変わらず、彼らの股間のモノは天を向いているのが見えた。

「二人勢いでバイアグラでも飲んでたのかな?」
ふと思い当たって1人で笑ってしまった。

外からはガラス戸越しに中の様子は見えないが
特にさっき覚えた胸騒ぎも落ちついている。

「考え過ぎ」だったのだろう。

湯船の縁に座り、上半身は外の風に当て、膝から下を湯につける。
夕方の風が気持ちいい。

しばらくすると、隣で硝子戸を開ける音がして
彼女の鼻歌が聴こえてきた。

と、突然先ほどの二人の顔を思い出した。
そうだ、彼女の朗読会の会場にいた。
実行委員会の席にいた。1人は主催者の青年会議所の副会長だ。
もう1人も青年会議所のメンバーだと言っていたのを
今思い出した。

再び胸騒ぎがした。

なぜあの会場にいた主催者のメンバーが僕らと同じくらいに
この宿にいるのだ?
しかも同じ温泉宿にいてもいいが、
早々に風呂に入っているのはなぜだ?

いやいや、主催者だって役割分担がある。
彼らは後片付けを免除されるだけの前準備役をしてたのかもしれない。
片付けが終われば他の主催者も合流すると言ってた。

彼らは僕の顔は知らないはずだ。会場では僕は客の一人だったし
彼女を車まで見送りにきたメンバーに、彼らはいなかった。

もし彼らに僕が彼女の彼氏だとわかるとどうなるのだろう。
相手は二人である。
僕が二人に連携されて、湯船に押さえ込まれている間、
女湯に1人で入っている彼女に襲いかかるかもしれない。

彼女が彼らに襲われていることを想像して
自分の性器がいきり立ってくるのを実感した。

「どこかで期待しているのか?」ふと思いつきに笑ってしまった。
そういえば、彼女がお辞儀する度に胸元を覗き込むように見る
男性客を何人も見た。

彼らはきっと今頃、壁の向こうの
彼女の姿を想像しているかもしれない。
何なら頭に思い浮かべて自分でしているかもしれない。

その彼女のすべてをオレは見ている。オレだけが知っている。
彼らには、白い胸の谷間が見えても、
その先はブラジャーがガードしている。
先の色も形も、彼らは一生知りえることはないのだ。
高校時代の彼女の乳房や乳首は、彼女の彼氏しか知らないことに
嫉妬は覚えるが、それはそれでいい。
今のオレは、オレだけが彼女の乳房を生で見て
乳首を飽きるほど見ることができ、触ることも、摘むことも
舐めることも、口に含んで舌で転がしたり
甘噛みすることだってできるのだ。
この優越感はすごい。ますます、性器が勃起する。痛いくらいだ。

これをあと何時間かすれば彼女の白い手が握るのだ。
口に含んでくれるかもしれない。

どうだ、お前らが一生望んでも手に入らないものをオレは
オレ1人のものにしているんだ!叫びたいくらい幸せだ。

すぐにでもこの壁を越えて彼女を抱きしめに行きたい。
いやいや待て待て。思いを暴走させる自分を笑う。

さっきの二人がしてたように、今オレがそうなってる。

露天風呂に再び浸かろうと思ったが、中の湯船に入ってから
彼女より先に部屋に戻ろう。
そう思い当たってガラス戸を開ける。

さっきの二人はもういない。念のためというわけではないが
脱衣場を覗くと、二人が脱いでいた浴衣も無くなっている。

この風呂場にはオレと彼女だけだ。
安心して中の湯船に戻る。が、何か違う。

脱衣場から湯船に行く間、左手、つまり女湯との壁側に
サウナがある。そのサウナの扉が少し開いている。

さっきまで気がつかなかったわけではない。
扉の取っ手に「休み」と書かれた札が釣ってあって
サウナはやっていないのだ。
普段からサウナを使うことはないので、
「客がいない今日みたいな日はやっていないんだな。
そりゃそうだろう。」と納得したのは覚えている。

しかしその時この扉はしっかりと閉まっていた。
また簡単に開く扉でもない。
とにかくさっきまで閉まっていたはずの扉である。

実際サウナ室に入っても、火は焚かれていない。
ガランとした六畳ほどのただの部屋である。

ところがよく見ると、入り口の向かい側の壁
つまり女湯側の壁の板が少し浮いている。
そこから光が差しているのだ。

ドキドキしながら覗き込むと隣の女湯が全部見える。
サウナ室は、女湯に突き出した形で作られていて
一方の壁が室内風呂、もう一方の壁は露天風呂、
そして、もう1つの壁は女湯の脱衣場が見えるのだ。

しかも、こっちが暗いので女風呂側から
覗き込めば別だが、こちらが見えることはない。

またこちらの壁板も、簡単には外せない作りになっている。
この板を外してももう1枚の板をずらすことを
知らなければ、すき間を見つけることはできない。

おそらくこのことを知っている人間は、
この宿でもほんの一部の人だろう。

改めて女湯を覗くと、彼女が使っていた椅子が解る。
他は全部片付けられていて、
1個だけシャワーの前に置かれている。
つまりそこで彼女は身体を洗ったのだ。

さらに露天風呂側に廻ると、まさに彼女が湯船から出るところだった。
大きくはないが、形がいい白くまばゆい乳房を揺らせながら
こちらに向かって上がってくる。
その先で湯の雫を垂らしながら跳ねる乳首まではっきりと見える。
少しO脚気味なのを気にしている彼女の真っ白い太もも、
その付け根の淡い毛の茂み、その1本1本まで見える。

もちろん彼女は僕が覗いていることに気付くこともなく
鼻歌を歌いながら髪を束ねて、頭をタオルでくるむ。


見られていたのだ。

露天風呂に来るまで、ここで思う存分彼女の裸だけを見て
露天風呂から上がった彼らは、もう一度ここから覗いて
彼女の裸を見たに違いない。
その証拠に、床が明らかに濡れている。

あの二人の男に、彼女は全て見られていたのだ。
高校時代の彼氏すら知らない、彼女の今の乳房や乳首の色までも
彼らにじっくり見られていたのだ。

そしてオスがもっとも凝視したい彼女のメスの部分
淡い陰りで閉じられたところも、きっとじっくり見たに違いない。
その彼らがオスとして反応したその証拠を僕は間近で見た。

ここで彼らは彼女のすべてを見ていたのだ。
僕は先ほどの幸せから一気に奈落の底に突き落とされた気がした。




だが、発情した彼らのオスとしての欲望はまだ出されていないのだ。
鼓動が高くなる。

彼女が脱衣場に入って身体を拭いている。
その姿を見て愕然とした。

まさに僕が覗いている位置から彼女の股間の奥が見えるのだ。
おそらくパンティを脱ぐ際に上げる僅かな足の動きだけでも
充分覗き込める位置にすき間がある。

つまり、彼らは彼女が服を脱ぐ瞬間から
僕の愛する妻となる彼女の全てを見ていたのだ。

テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト

【2013/03/28 21:23】 | ちょいセク | トラックバック(0) | コメント(0) |
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