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Author:yoshimayo
官能小説の朗読会での朗読内容や寄せていただいた写真を気ままに載せてます。
のんびり温泉一人旅(が、多い・・・)気の向くままなので、気まぐれ日記になると思いま~す。

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温泉大好き。のんびり大好き。楽しく過ごしたことや、いいなぁ、と思った事を綴っていきたいです。ステキな空想で楽しんでいただけるといいな。
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温泉宿
彼女の朗読会は、公民館のような場所で行なわれた。

胸元が丸くあいた薄手の生地のワンピース。
お辞儀をすると白い胸の谷間が見えた。
13092101.jpg

隣の男性が生唾を飲み込む音が聞こえた。

小柄な彼女が、ステージに立つと大きく見えるから
不思議だ。自信を持って臨んでいるからだろう。

朗読の内容は、子どもからお年寄りまで楽しめる
童話のような話を二話。

あとは詩の朗読だったが、1時間半の公演の終わりは
拍手喝采だった。

彼女も嬉しそうに何度も何度も会場に手を振り
お辞儀を繰り返した。

興奮のうちに閉会を告げるアナウンスが流れ
会場をざわめきが去って行く。
残されたのは会場を片付けるスタッフの声と
折り畳み椅子を仕舞う音だけだった。

主催者から何度も礼を言われながらあいさつをして
彼女が僕の待つ車に乗り込んできた。

「お待たせ。」
「着替えなかったの?」

「なんだか、慌ただしくて。それに随分待たせたし。」
「オレはいいのに。」

「ありがとう。あ〜ぁ、温泉入りた〜い!」

車の中で可愛い声で叫ぶ彼女に促されて
主催者が用意してくれた山あいの温泉宿に急ぐ。

「晩ごはんまで時間があるし、主催者の人たちも
会場の片付けが終わってからの合流だから
ゆっくりのんびりできるわよ。」

そう言われても、結構山道を走っている。
彼女だって一刻も早く汗を流したいだろう。

一軒宿の温泉宿に着く。二階建ての古い宿だった。
宿の名前を書いたワゴン車が一台停まっているだけで
駐車場に車はない。とりあえず玄関前に車を止める。

「あれ!やったぁ!貸し切りみたいね。」
彼女がはしゃぎながら車から降りて
荷物を持ってフロントに行く。

車を駐車場に入れ直して彼女に追いつくと
二人の名前を僕の名字の下に書いて
チェックインしていた。

二階の部屋に案内されて、女中さんが出て行くと

「ねえ、さっそくお風呂に行ってきていい?」
「ああ、行っておいでよ。疲れただろう。」
「あとで来るよね。別々だとは思うけど、フフフ。」
「だろうな。」

彼女は、宿の浴衣を僕の分も用意してから湯殿に向かった。

部屋の窓から外を見ると
露天風呂らしい塀が見えて中から湯気が上がっている。

「あそこがお風呂か。」
ふと見ると、浴衣の男性が二人洗面用具を持って
風呂場に向かっている。

車がなかったけど、宿の車での送り迎え客がいたらしい。
そんなことを思っていると、
彼らが入ったあとに、彼女が風呂場に入って行くのが見えた。

「入り口が同じ?」ふと胸騒ぎがする。
あわてて浴衣とタオルを持って風呂場に向かう。

「男湯」と書かれたのれんをくぐって脱衣場に入る。
20個くらいだろうか。教室の後ろにあるような
仕切り板だけの棚があってそれぞれに脱衣かごが入っている。
そのうちの2つに脱ぎ入れられた浴衣が入っている。

脱衣場から一旦出て奥に進むと、
「女湯」と書かれたのれんがかかった入り口があった。

当たり前だが別々だったことに安心して、
男湯の脱衣場で裸になる。
そんなに広くはないが、
10人以上は入れるコンクリートの湯船に
わき出したお湯が音を立てて注がれている。かけ流しだ。

しかしそこに男たちの姿はない。

見上げると天井は1つだが、高い壁の向こうが女湯らしい。
彼女の鼻歌が聴こえる。

奥にガラス戸があって露天風呂が見える。
そこも20人くらいが入れる湯船があって、お湯が注がれている。

同じ作りなのだろうか、女湯の方のガラス戸を開ける音して
閉める音がしたとたん、彼女の鼻歌が聴こえなくなった。
露天風呂に出たらしい。

僕もあわてて露天風呂に出てみる。
隣の壁の向こうから彼女の鼻歌が聴こえて安心した。
どうやら女風呂には彼女一人らしい。

それにしても、浴衣を脱いだ男たちはどこに行ったのか。
露天風呂にも人はいない。隠れられるような場所もない。
広くないし暗くないのに見つからない。

彼女が湯船に入る音がする。それが聴こえるくらい静かなのだ。
彼女の鼻歌が、湯を波立たせる音と一緒に聴こえてきた。
彼女の裸を想像して思わず男性自身がタッテきた。

隣で彼女が立ち上がる音がして、
鼻歌が露天風呂の入り口に向かう。
硝子戸を開ける音がして中に入ったようだ。

さすがに寒くなってきたので、僕はそのまま露天風呂に入った。
すると突然、股間をギンギンに勃たせた男が二人
硝子戸を開けて露天風呂の方に入ってきた。

二人とも自分で自分のモノをシゴイている。
僕の顔を見ると驚いたように一瞬たじろいだが
壁の方に向かってプラスチックの椅子に並んで座った。

「もう持たないと思ったよ。」
「ああ、オレも危なかった。」

思い出せないが、二人ともなぜか見覚えのある顔だった。
その会話にまた胸騒ぎがした。
と言って彼らに話しかける勇気もない。

テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト

【2013/03/28 18:28】 | ちょいセク | トラックバック(0) | コメント(0) |
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